犬眼内シリコンボール挿入手術(義眼)

以前犬の緑内障の話をしました。
緑内障は失明するとともに不快感を伴う病気です。
視覚を失い、眼球拡張の進行や閉瞼不全に伴う角膜潰瘍などが起こる際には、救済処置として上記の眼内シリコンボール挿入手術(義眼手術)を行う事があります。

人における義眼手術とは、眼球摘出の後に人工義眼を眼球摘出部位にはめ込みますが、動物の場合は違います。
下記の図のように眼球の白目部分を広範囲に切開、眼球の中身を除き、そこにシリコンボール(スーパーボールのような球体)を挿入する方法です。
人に

術後の顔貌
 パッと見たときはどちらの眼を手術したのかわからないくらいです。
 ちなみに右眼(写真左側)を手術してます。

2021年08月20日